深海生物ファイル―あなたの知らない暗黒世界の住人たち
北村 雄一 著/ネコ・パブリッシング
深海魚、本当に不思議なものだ。小学生の頃、図鑑でリアルなスケッチで見た深海魚に、見入ってしまった。言うなれば、遠い国にいきなり憧れの人が できた感じ。この本は探査船で撮った写真入りなので、本物です。
すごい。なにこれ?笑うしかない。
色々な本を読むのが好きなので、 じっくり読んだ書評を紹介しています。 購入前の参考にしていただければ幸いです。
北村 雄一 著/ネコ・パブリッシング
深海魚、本当に不思議なものだ。小学生の頃、図鑑でリアルなスケッチで見た深海魚に、見入ってしまった。言うなれば、遠い国にいきなり憧れの人が できた感じ。この本は探査船で撮った写真入りなので、本物です。
すごい。なにこれ?笑うしかない。
投稿者 Mabo 時刻 15:14
杉本 苑子 著/PHP研究所
落とし穴だよー って警告もなしにある、それが落とし穴。小説も映画も、「まさかそんな風になるとは」っていう展開は 以外に少ない。小説も映画も、登場人物に感情移入させることによって 見る者を「物語」に参加させるけれど、物語とは少し違う「お話」がここにある。この本には、落とし穴としか言いようのない 展開が待っている。しかも「善意」や「道」に 身を捧げる僧たちをしてそんな落とし穴におとしめてしまう。
「人間はなぜ落とし穴に落ちてしまうのか」・・・「それは人間だから落ちてしまうのだ」 という問答が長い言葉で小説になっている という感じ。
投稿者 Mabo 時刻 15:13
新渡戸 稲造 著、奈良本 辰也 訳/三笠書房
スタンダードなのだなあと思っていながら 読んだことがなかった。実は「国家の品格」に出てきたのをきっかけに読んだ。(あれは極端で偏りすぎている)訳が新しいので読みやすい。
「序文」1ページ目で、武士道の意義は明瞭簡潔に示されている。新渡戸稲造がベルギーの法学者との会話で受けた一言
「あなたがたの学校では宗教教育がないとは。ではいったいあなた方はどのようにして子孫に 道徳教育を授けるのですか?」
そう、序文で早くも気づかされた武士道の意義とは、「道徳の規範」。 思えば、子供心から確かにあった善悪の区別から始まって、「かっこ悪い」事への共通認識、道義的な壁の前で迷ったときの無意識の道しるべ・・・こういうものすべては、「武士道」に、弱いながらも確かにその残り香を感じる。
今について言えば、合理主義だけで説明できない日本特有の道徳観、価値観。 最近それらが合理的なものに押されて薄れつつある原因は、規範とするに欠点があるからではなく、そのルーツがはっきりしなくて基盤が脆弱だからじゃないだろうか。その基盤こそが、武士道だったのではないか、と感じた。
と、いっても封建社会を目指すとか右寄りになろうとかいうのが趣旨ではない。終盤では新渡戸自身も武士道の衰退を見据えている。それでも「いずこよりか知らねど近き香気」として、形式でない精神の中で生き続ける。
投稿者 Mabo 時刻 0:37