2009年4月11日土曜日

武装島田倉庫

椎名 誠 著/新潮社

荒廃と争乱の世界。ハリウッド映画のように機械的な恐怖の未来ではなく、もっと「生き物」的な「泥沼」的な泥濘状態。かすかにつながっている個々の物語り群が、そこで生きていく人間そのものの運命の危うさそのものみたいで、生命の進化を追うような面白さを覚える。
1回読んだら、物語の登場人物のつながりを、時系列の系統図にして整理するともっと面白い!