2009年4月11日土曜日

まち歩きが観光を変える―長崎さるく博プロデューサー・ノート

茶谷 幸治 著/学芸出版社
長崎の町をさるく(ぶらぶら歩く、ほっつき歩く)という観光の仕組み。
この町歩きは、どのコースにも物語が伴っていて、しかも地元の人の人生が入り込んでいるので、その物語は血の通った疑似体験にように記憶に残る。

この本を読むと、”さるく”立ち上げからその一つの極大期である「さるく博」までの経緯が、本当に一連のドラマだったことが分かる。

「人に歴史あり」ということと似ていて、物語こそがそこにある、それが価値なのだ、と思った。