はじめての経済学
伊藤 元重 著/日本経済新聞社
とっつきにくい経済学。でもそれをきちんと説明してくれる。非常に面白い。実学とまでは行かないかもしれないが、生活するうえで知っておいたら絶対役立つ 社会の要。流れる財のルール。どのような原理が働いているのか、どのような関係、機能がどこにどのようにあるのか、 そしてそれらによって現在の社会がどのように動いているのか。この読後、ニュースを聞けば、 寡占の動きへの危機感、日本という国の比較優位(いわば産業のポートフォリオ)が 何なのか、そして理想状態と言われる「ナッシュ均衡」も興味深い。 面白い。